研究課題情報
課題管理番号
25jm0610112h0001
統合プロジェクト(三期)

シーズ開発・基礎研究プロジェクト

事業名

医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業

タグ(2025)

研究開発目的: 基礎医学研究

研究の性格: 疾患を特定しない基礎医学研究<生命・病態解明研究>

研究モダリティ: in vivo-齧歯類

ICD-10大分類: 新生物<腫瘍>

対象疾患領域: がん

特記的事項: 国際共同研究

代表研究機関
学校法人早稲田大学
研究代表者

(2025) 西田奈央, 学校法人早稲田大学, 高等研究所 講師

研究期間
2025年度 - 2025年度
課題への総配分額
2,496 千円
研究概要(2025)
本研究は、がん転移を促進する細胞外小胞(EV)の動態を精密に解析し、その機能を模倣・再設計した合成EVによる新たな治療基盤を創出することを目的とする。転移はがん死亡の最大要因であり、がん細胞が放出するEVが遠隔臓器の環境を変化させ、免疫細胞や周囲の細胞を腫瘍有利な状態へ導くことが知られている。しかし、EVはナノサイズで多様性が高く、生体内での挙動や役割の全容は未解明である。本研究では、転移指向性の異なるがん細胞と、生体組織の特徴を保持した先端的な培養モデルを用い、EVのリアルタイム挙動と分子特性を解析する。得られた時系列データを基に、注意機構を備えたAI(ビデオトランスフォーマー)を構築し、EVが引き起こす細胞変化をもとに転移状態を高精度かつ説明可能に判別する技術を確立する。さらに、マイクロ流体技術や膜タンパク質組み込み技術を活用し、転移促進EVの機能を再現・再設計した合成EVを創製し、標的細胞制御やがん微小環境の再プログラムに挑む。本研究は、EV生物学、AI解析、バイオ工学を融合し、転移メカニズムの解明と次世代EV型治療の開発を実現する。
研究成果情報