研究課題情報
課題管理番号
25jk0110033h0001
統合プロジェクト(三期)

シーズ開発・基礎研究プロジェクト

事業名

地球規模保健課題解決推進のための研究事業

タグ(2025)

研究開発目的: 診断に関する研究

研究の性格: 新規診断法・検査法・検査体制の開発、確立、検証等を目指す研究

研究モダリティ: 新規診断法

ICD-10大分類: 循環器系の疾患

対象疾患領域: 生活習慣病<免疫アレルギー疾患、腎疾患を含む>老年医学・認知症

特記的事項: 国際共同研究DX<SaMD、AI、ICTを含む>

補足確認: 診断

代表研究機関
国立大学法人長崎大学
研究代表者

(2025) 山梨啓友, 国立大学法人長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科 准教授

研究期間
2025年度 - 2028年度
課題への総配分額
0 千円
研究概要(2025)
多くの低中所得国では医療資源における制限があるために、心疾患評価の標準検査である心臓超音波検査や脳性ナトリウム利尿ペプチド、脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメントなどの血液検査を日常診療で用いることができない。結果として、慢性心不全や大動脈弁狭窄症などの弁膜症が未診断のままであり、重症化するまで治療介入に至らない状況がある。2040年までのアジアの高齢化は、日本についで韓国、シンガポール、タイが上位となると推定されており、高齢化によって「心不全パンデミック」が到来する。医療資源が乏しい低中所得国では、慢性心不全や大動脈弁狭窄症をいかに早期に適切に診断できるかが重要となる。そこで、慢性心不全の有病者数の増加が予測されるタイにおいて、慢性心不全と大動脈弁狭窄症の適切な診断と早期治療介入を可能にするために心音図検査装置という革新技術を用いた実臨床における橋渡し研究を計画した。本研究で用いる心音図検査装置は、聴診器と心臓超音波検査の中間的な役割を果たす診断ツールであり、音声情報をデジタルデータに変換して、人工知能(AI)によって客観的診断ができる。安全かつ簡便な検査であり、どこでも・いつでも・だれにでもできる検査であるため、医療資源の制限がある低中所得国で、慢性心不全や大動脈弁狭窄症の診断に活用できる特性を備えている。本研究の目的は、AIを導入した心音図検査装置を活用して、タイにおける心不全、弁膜症診断の早期発見、早期診断体制を確立することである。
研究成果情報