研究課題情報
課題管理番号
22ek0109433h0003
統合プロジェクト(二期)

疾患基礎研究プロジェクト<第二期>

事業名

難治性疾患実用化研究事業

タグ(2022)

研究の性格: 生命・病態解明等を目指す研究

開発フェーズ: 基礎的

承認上の分類: 医薬品

対象疾患: 血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害

疾患領域: 難病精神・神経疾患

開発目的: 治療

タグ(2021)

研究の性格: 生命・病態解明等を目指す研究

開発フェーズ: 基礎的

対象疾患: 血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害

疾患領域: 難病精神・神経疾患

開発目的: 治療

タグ(2020)

研究の性格: 生命・病態解明等を目指す研究

開発フェーズ: 基礎的

承認上の分類: 薬機法分類非該当

対象疾患: 血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害

疾患領域: 難病

開発目的: 診断治療

代表研究機関
国立大学法人大阪大学
研究代表者

(2022) 中濱泰祐, 国立大学法人大阪大学, 大学院医学系研究科医学専攻 助教

(2021) 中濱泰祐, 国立大学法人大阪大学, 大学院医学系研究科医学専攻 助教

(2020) 中濱泰祐, 国立大学法人大阪大学, 大学院医学系研究科医学専攻 助教

研究期間
2020年度 - 2022年度
課題への総配分額
30,680 千円
研究概要(2022)
6型エカルディ・グティエール症候群(AGS)は、インターフェロン(IFN)の異常産生に起因する脳炎を主症状とし、RNA編集酵素ADAR1の遺伝子変異によって生じる遺伝性疾患である。近年の解析により、RNA編集は二重鎖構造を緩めることで、RNAセンサー分子MDA5によって内在二重鎖RNAが非自己と誤認されることを回避する役割を果たしており、この機構の破綻が6型AGSの引き金となっていると考えられている。これまでに、新規6型AGSモデルマウスがMDA5活性化に起因する様々なAGS様症状を示すとのデータを得ており、本マウスにおけるRNA編集効率の低下部位についても特定済みである。本年度は、前年度に引き続き、Z型RNAの構造解析を実施する。さらに、これまでに絞り込んだ脳炎の原因となる候補基質を合成し、野生型マウスに接種することで、脳炎が再現できるかどうかを解析する。また、Adar1遺伝子のZ型RNA結合能を喪失させる点変異を挿入したマウスを用いてMDA5活性化の有無の検証や表現型解析を実施し、Z型RNAが6型AGS病態形成につながる一連の機構を解明する。
研究概要(2021)
6型エカルディ・グティエール症候群(AGS)は、インターフェロン(IFN)の異常産生に起因する脳炎を主症状とし、RNA編集酵素ADAR1の遺伝子変異によって生じる遺伝性疾患である。近年の解析により、RNA編集は二重鎖構造を緩めることで、RNAセンサー分子MDA5によって内在二重鎖RNAが非自己と誤認されることを回避する役割を果たしており、この機構の破綻が6型AGSの引き金となっていると考えられている。これまでに、新規6型AGSモデルマウスを樹立し、本マウスがRNA編集効率の低下及びMDA5活性化に起因する様々なAGS様症状を示すとのデータを得ている。本年度は、RNA編集効率変動部位のリストを作成し、脳炎などの自然免疫応答を惹起する二重鎖RNAを絞り込む。一方、ADAR1のZ型RNA結合ドメイン(ZBD)内にもAGS変異が同定されている。すなわち、このドメインに結合するZ型RNAが6型AGS病態と深く関係するのではないかと着想し、これまでに培養細胞を用いてZ型RNA候補部位を特定している。本年度は、これらの候補についてADAR1 ZBDとのin vitro結合アッセイを実施し、そのうえで、立体構造を解き明かすことで、Z型RNAを同定することを目的とする。
研究概要(2020)
6型エカルディ・グティエール症候群(AGS)は、インターフェロン(IFN)の異常産生に起因する脳炎を主症状とし、RNA編集酵素ADAR1の遺伝子変異によって生じる遺伝性疾患である。近年の解析により、RNA編集は二重鎖構造を緩めることで、RNAセンサー分子MDA5によって内在二重鎖RNAが非自己と誤認されることを回避する役割を果たしていると考えられている。すなわち、この機構の破綻が6型AGSの引き金となっていると考えられているが、現状では脳炎を再現するモデルは確立されておらず、MDA5活性化回避に必要不可欠な基質も未同定である。そこで本研究開発では、新規6型AGSモデルマウスを確立し、これを用いてAGS脳炎の発症病態解明を目指す。また、ADAR1のZ型RNA結合ドメイン(ZBD)内にもAGS変異が同定されていることから、このドメインに結合するRNAの編集破綻が6型AGS病態の根底にあるのではないかとの仮説を立てた。このため、生体内Z型RNAを同定することに挑戦し、その近傍に生じるRNA編集が、MDA5経路活性化の回避に必要不可欠であることを検証することを目的とする。
研究成果情報
2022
2021
2020