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AMED研究開発課題データベース
日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。
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研究課題情報
研究課題名
Evolution of Extended-Spectrum Beta-Lactamase-Producing Enterobacteriaceae in the US and Japan Over the Past Two Decades
課題管理番号
20jk0210025h0002
統合プロジェクト
シーズ開発・研究基盤プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
その他
事業名
地球規模保健課題解決推進のための研究事業
タグ(2020)
/研究の性格/予防のためのエビデンス構築を目指す研究<疫学を含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/感染症および寄生虫症
タグ(2019)
/研究の性格/予防のためのエビデンス構築を目指す研究<疫学を含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/感染症および寄生虫症
過去のタグ
代表研究機関
国立大学法人京都大学
研究代表者
(2020)
長尾美紀
, 国立大学法人京都大学
, 大学院医学研究科 臨床病態検査学 教授
(2019)
長尾美紀
, 国立大学法人京都大学
, 大学院医学研究科 臨床病態検査学 教授
研究期間
2019年度-2021年度
課題への総配分額
(単位:千円)
3,437
2020年度
1,030
2019年度
2,407
研究概要(2020)
基質拡張型βラクタマーゼ産生腸内細菌科細菌(Extended –spectrum beta-lactamase producing Enterobacteriaceae ; EPE)は世界的な脅威となっている多剤耐性菌であるにもかかわらず、臨床分離されたEPEの菌種の分布や遺伝学的背景、薬剤耐性遺伝子に関する国際的な包括的な研究はきわめて少ない。今年度は、(1)前年度に引き続き、米国ならびに日本における臨床分離株のEPEのゲノム解析を行い、その疫学の変遷について臨床情報を加味した包括的な検討を行うこと、ならびに(2)主任研究者を中心として日米双方の若手研究者とともに薬剤耐性対策に資する国際的な共同研究を推進していくうえで必要なスキルを向上させることを目的としている。
研究概要(2019)
基質拡張型βラクタマーゼ産生腸内細菌科細菌(Extended –spectrum beta-lactamase producing Enterobacteriaceae ; EPE)は世界的な脅威となっている多剤耐性菌であるにもかかわらず、臨床分離されたEPEの菌種の分布や遺伝学的背景、薬剤耐性遺伝子に関する包括的な研究はきわめて少ない。薬剤耐性菌対策は、世界各国で取り組まれてきているものの、グローバリゼーションが進むなか、一国のみでの検討や対策の立案は不十分である。本研究は、(1)米国ならびに日本において過去20年間に分離されたEPEのゲノム解析を通じて分子疫学的な理解を深め、より効果的な薬剤耐性菌対策立案のためのの基礎データとすること、ならびに(2)日米双方の若手研究者らが、感染対策の向上に資する国際的な共同研究を推進していくうえで必要なスキルを学ぶことであることを目的に計画された。
過去の研究概要
研究成果情報
成果の発表
2020
2019
【成果報告書】
成果の概要
研究開発代表者 所属:京都大学 大学院医学研究科 臨床病態検査学
研究開発代表者 役職 氏名:教授 長尾 美紀
分担研究開発課題名(実施内容):日米の薬剤耐性腸内細菌科細菌の疫学と変遷に関する検討
本研究開発では、日米双方の薬剤耐性腸内細菌科細菌の疫学的な変遷を調査し、今後の薬剤耐性菌対策や新規薬剤の開発のための基礎データを取得することを目的に2年間の研究機関を設定していた。しかしながら、新型コロナウイルス感染(COVID-19)拡大により、研究室の活動制限や業務の縮小を余儀なくされたため、令和3年度末まで研究期間を延長することとなった。令和2年度は令和元年度に引き続き、臨床分離され保管されていた腸内細菌科細菌の分子疫学的解析を行った。本課題では特に大腸菌のST131 クローンを中心とした解析を進めているが、研究開発代表者の長尾は、分担者の松村・野口とともに分離保管株の解析を行った。令和元年度には保存菌株の60%の解析が完了しており、令和2年度に終了する予定あった耐性パターンやST型の解析が前述の理由で進まなかったため、令和3年度に持ち越して継続するとともに、令和3年度は最終年度でもあるため米国側と解析終了分より随時データのとりまとめを行う予定ある。
研究開発分担者 役職 氏名:准教授 松村 康史
分担研究開発課題名(実施内容):ESBL産生菌の分子疫学的解析
研究参加者 役職 氏名:助教 野口 太郎
分担研究開発課題名(実施内容):ESBL産生菌の分子疫学的検討
保存菌株コレクションから耐性菌を選別し、耐性機序のタイピングが完了したものについては、分担研究者が全ゲノム解析を随時進めており、日米比較ならび年次比較を行ったうえで公表・論文化を行うこととしている。日米双方で300余のゲノム解析を目標としているが、米国側の研究室においてもCOVID-19拡大の影響により解析がやや遅延した。また、これらの解析に加えて若手研究者を米国側の研究室へ派遣し、日米双方の若手研究者の合同ハンズオントレーニングを行う予定であったが、現状の新型コロナウイルスの流行を鑑みて中止とした。
更新日:
2023-04-25