AMED研究開発課題データベース 日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。

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研究課題情報

研究課題名
RSウイルス感染症の重症化に係る疫学的実体・ウイルス学的機序の解明
課題管理番号
21fk0108108h9903
統合プロジェクト
医薬品プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
新興・再興感染症制御プロジェクト
事業名
新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業 , 感染症実用化研究事業
タグ(2021)
/研究の性格/生命・病態解明等を目指す研究
/開発フェーズ/基礎的
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/感染症および寄生虫症
タグ(2020)
/研究の性格/調査等の解析による実態把握を目指す研究<フィールドワーク、サーベイランス、モニタリングを含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/感染症および寄生虫症
タグ(2019)
/研究の性格/予防のためのエビデンス構築を目指す研究<疫学を含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/感染症および寄生虫症
代表研究機関
国立大学法人長崎大学
研究代表者
(2021) 古瀬祐気 , 国立大学法人長崎大学 , 大学院医歯薬学総合研究科・客員研究員
(2020) 古瀬祐気 , 国立大学法人京都大学 , ウイルス・再生医科学研究所、特定助教
(2019) 古瀬祐気 , 国立大学法人京都大学 , ウイルス・再生医科学研究所、特定助教
研究期間
2019年度-2021年度
課題への総配分額

(単位:千円)

  • 22,750
  • 2021年度
    6,500
  • 2020年度
    6,500
  • 2019年度
    9,750
研究概要(2021)
フィールドで得られた呼吸器検体よりRSウイルスの全ゲノムを解読を行い、それをもとに系統解析によって伝播動態を解明し、さらに臨床・疫学データと組み合わせた統合的な解析によって重症度に係る遺伝的要因を明らかにする。
研究概要(2020)
軽症例~重症例までを包括したRSウイルス感染症の臨床像の解析を行う。さらに、RSウイルス陽性例のなかにみられる軽症例~重症例までの段階に関わる疫学的因子(年齢、性別、居住環境など)についても検討していく。また、フィールドで得られた呼吸器検体よりRSウイルスの全ゲノムを解読を行う。
研究概要(2019)
コミュニティから高次病院までのレベルを包括した、RSウイルス感染症の疫学的実体を解明する。得られた呼吸器検体より核酸を抽出後、定量PCR法によってRSウイルスの検出し、その頻度を家庭レベル・一次医療施設レベル・高次医療機関レベルで明らかにする。また、それぞれの段階において咳嗽・陥凹呼吸など症状の種類や、酸素飽和度などの理学所見・検査所見を確認し、年齢や栄養状態などの交絡因子を調整したうえでRSウイルス陽性例の特徴を明らかにする。さらに、 臨床検体から得られたウイルスの全ゲノム情報を明らかにする。RSウイルス陽性となった検体を対象に次世代シーケンサーによるウイルス全ゲノムの解析を行う。RSウイルス陽性検体から分離を経ずに直接全ゲノムを解読する手法の確立を目指す。

研究成果情報

【成果報告書】

成果の概要
① コホート研究データを用いた臨床・疫学解析
② ウイルスの全ゲノム解読と系統解析
③ フィールドデータを応用したウイルス学的解析
 ①~③の小テーマを横断的に包括する研究として、フィリピンにおける小児のRSウイルス感染の臨床スコアと、検出されたウイルスの全ゲノムデータの関連を統計解析し、疾病の重症度に関わるウイルスの分子学的要因を抽出した。
 また、変異の獲得によって遺伝子型の異なるウイルス株が出現した際に、それが従来型のウイルス株と置き換わっていくメカニズムを数理解析によって検討し、ウイルス因子と疫学因子の両者が影響することを明らかにした。
学会誌・雑誌等における論文一覧
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1.Furuse Y. Simulation study reveals factors that affect the predominance of SARS-CoV-2 novel variant. Virology Journal. 2021 Dec 20;18(1):253.

「国民との科学・技術対話社会」に対する取り組み
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1.新型コロナウイルス感染拡大状況とワクチン接種進捗に応じた医療需要の予測ツール 古瀬祐気 内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室; 新型コロナウイルス感染症対策分科会; 2022年11月; 国内

国内

2.オミクロン株の性質による各公衆衛生対策効果の変化・今後の見通し 古瀬祐気 日本でのコロナ感染と経済活動; 東京大学大学院公共政策学連携研究部(仲田泰祐主催)オンライン説明会; 2022年3月; 国内

国内



更新日:2024-10-10

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