文字サイズ
大
中
小
日本語
English
課題・研究者検索
FAQ
HELP
お知らせ一覧
お問い合わせ
AMED研究開発課題データベース
日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。
>
課題検索詳細
前に戻る
検索画面に戻る
研究課題情報
研究課題名
小児および若年成人のEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症に対するリスク別多施設共同第II相臨床試験
課題管理番号
20ck0106462h0003
統合プロジェクト
ゲノム・データ基盤プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
タグ(2020)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害
タグ(2019)
/研究の性格/医薬品・医療機器等の開発を目指す研究<医療機器開発につながるシステム開発を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/医薬品
/対象疾患/血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害
タグ(2018)
/研究の性格/医薬品・医療機器等の開発を目指す研究<医療機器開発につながるシステム開発を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/医薬品
/対象疾患/血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害
過去のタグ
代表研究機関
国立研究開発法人国立成育医療研究センター
研究代表者
(2020)
坂本謙一
, 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
, 小児がんセンター ・ フェロー
(2019)
坂本謙一
, 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
, 小児がんセンター ・ フェロー
(2018)
坂本謙一
, 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
, 小児がんセンター・フェロー
データサイエンティスト
齋藤明子
独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター臨床研究企画管理部, 室長
研究期間
2018年度-2020年度
課題への総配分額
(単位:千円)
29,328
2020年度
9,308
2019年度
10,010
2018年度
10,010
研究概要(2020)
本事業において、小児・AYA 世代のEBV-HLH を対象とする、治療関連合併症の軽減を目的とした世界で初めてのリスク別第II相臨床試験である「小児および若年成人のEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症に対する第II相臨床試験」を遂行する。本研究で行う臨床試験であるEBV-HLH15は、令和1年7月に患者登録を開始した。令和1年10月末の時点で、参加施設は66施設、登録症例数は5例である。令和2年度は、EBV-HLH15の症例登録を継続し、症例登録促進のため、参加施設追加の変更届を行う予定である。引き続き、データ管理(名古屋医療センターおよびOSCRデータセンター)および中央診断(信州大学)、検体収集と管理(国立成育医療研究センター)を行い、研究の進捗状況を確認しつつ研究遂行に問題がないか適宜確認しつつ、研究を継続する。
研究概要(2019)
本事業において、小児・AYA 世代のEBV-HLH を対象とする、治療関連合併症の軽減を目的とした世界で初めてのリスク別第II相臨床試験を遂行する。研究開発者らで構成されるJCCG HLH/LCH 委員会は、既にHLH-2004 の後継試験として、「小児および若年成人のEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症に対する第II相臨床試験」プロトコールを完成させており、中央診断および中央検査(EB ウイルス解析、TCR クローナリティ解析)の実験系もすでに確立済みである。本臨床試験は、特定臨床研究法に該当する臨床試験である。このため、特定臨床研究法に対応するようにプロトコールを修正しており、JCCGプロトコールレビュー委員会の再審査を受け、2019年4月までには承認の予定である。また、第1回の中央IRB審査は2019年1月に終了し、現在再審査中であり2019年4月までには承認の予定である。中央IRBの承認後に臨床研究保険加入を済ませ、2019年6月を目処に臨床試験を開始する。臨床試験開始後は、患者登録、中央検査、データ管理などが問題なく遂行されているか適宜確認する。
研究概要(2018)
過去の研究概要
研究成果情報
成果の発表
2020
2019
2018
【成果報告書】
成果の概要
【研究代表者:坂本謙一】
本事業においては、小児・AYA 世代のEBV-HLH を対象とする、治療関連合併症の軽減を目的とした世界で初めてのリスク別第Ⅱ相臨床試験を遂行することを目的としている。研究開発者らで構成される日本小児がん研究グループ(JCCG) HLH/LCH 委員会は、HLH-2004 の後継試験として、「小児および若年成人のEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症に対する第II相臨床試験」を2019年7月に患者登録を開始した。今年度は、試験開始2年目以降の症例登録促進のため、参加施設への周知徹底とともに、2020年8月に認定臨床研究審査委員会へ変更申請を行い、参加施設が開始時の66施設から115施設に増加している。また、EBV-HLHの診療を行う可能性のある小児感染症学会などの関連学会へのアナウンスを行い、EBV-HLH15参加施設への症例紹介を依頼した。令和3年3月末時点で合計24例の症例登録があり、原因が非EBV-HLHであった12例を除き、解析対象症例は12例(SR群8例、IR/HR群4例)であった。本試験はIR/HR群26例が登録時点で登録を終了する計画であり、試験開始から1年半で15%の試験進捗が得られている。
今後もEBV-HLH15の症例登録を継続し、関連学会への周知などを行い登録促進を進める予定である。引き続き、データ管理(名古屋医療センターおよびOSCRデータセンター)および中央診断(信州大学)、検体収集と管理(国立成育医療研究センター)を行い、研究の進捗状況を確認しつつ研究遂行に問題がないか適宜確認しつつ、研究を継続する。今後、登録期間4年間、追跡期間5年間にて予定登録数104例、うち解析対象数52例の登録を目標としている。
【研究開発分担者:中沢洋三】
中央検査機関における2020年度の解析実績としてEBウイルスに関しては合計278検体を解析した。初診時の解析に加えて対象症例に関しては治療開始2週後、4週後、8週後(治療終了時)、12週後のタイミングでも解析を継続した。また各解析においてT細胞分画、B細胞分画別ならびに白血球層、血漿別にEBウイルス量の解析を行っており、研究成果の最終評価の際に詳細を検討する予定である。なお、TCRクローナリティ解析に関しては合計67検体について解析を行った。
【研究開発分担者:齋藤明子】
①研究開発の目的及び内容
EBV-HLH-15臨床試験が円滑かつ確実に実施できるよう質管理の統括業務を担う。
②当該年度における研究開発項目、研究開発方法及びマイルストーン
EBV-HLH-15臨床試験が安全に高い品質をもって実施できるよう、質管理計画を立て、実施支援を行う。臨床研究法へ対応するため、及び本試験より得られるデータやエビデンスを将来統合研究等へ活用するためのITシステムについても併せて検討していく。
【研究開発分担者:清河信敬】
小児および若年成人のEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症の初期診断等の際の余剰試料、および研究利用の同意を得て収集された臨床検体である血液細胞、血漿、核酸等を保存して、EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症および関連疾患の病態解明や新規診断治療法に結びつく基礎研究を実施する基盤としてのバイオリソースを構築する体制を整備し、該当症例が発生した場合に対応するため備えていたが、今年度は該当症例がなかった。
【研究開発分担者:嘉田晃子】
症例登録開始以降、統計的事項に影響を及ぼす事象は発生しなかった。
【研究開発分担者:柳沢龍】
中央検査機関における2020年度の解析実績としてEBウイルスに関しては合計278検体を解析した。初診時の解析に加えて対象症例に関しては治療開始2週後、4週後、8週後(治療終了時)、12週後のタイミングでも解析を継続した。また各解析においてT細胞分画、B細胞分画別ならびに白血球層、血漿別にEBウイルス量の解析を行っており、研究成果の最終評価の際に詳細を検討する予定である。なお、TCRクローナリティ解析に関しては合計67検体について解析を行った。
更新日:
2022-05-11