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AMED研究開発課題データベース
日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。
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研究課題情報
研究課題名
高齢者非小細胞肺がん患者に対する抗がん薬のPK/PDに基づく個別化医療研究
課題管理番号
20ck0106463h0003
統合プロジェクト
ゲノム・データ基盤プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
タグ(2020)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/新生物
タグ(2019)
/研究の性格/医薬品・医療機器等の開発を目指す研究<医療機器開発につながるシステム開発を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/医薬品
/対象疾患/新生物
タグ(2018)
/研究の性格/医薬品・医療機器等の開発を目指す研究<医療機器開発につながるシステム開発を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/医薬品
/対象疾患/新生物
過去のタグ
代表研究機関
国立研究開発法人国立がん研究センター
研究代表者
(2020)
濱田哲暢
, 国立研究開発法人国立がん研究センター
, 研究所 分子薬理研究分野 分野長
(2019)
濱田哲暢
, 国立研究開発法人国立がん研究センター
, 研究所 分子薬理研究分野・分野長
(2018)
濱田哲暢
, 国立研究開発法人国立がん研究センター
, 研究所分子薬理研究分野・分野長
データサイエンティスト
柳下薫寛
研究所分子薬理研究分野, 研究員
研究期間
2018年度-2020年度
課題への総配分額
(単位:千円)
60,450
2020年度
21,450
2019年度
19,500
2018年度
19,500
研究概要(2020)
高齢者に対するアファチニブ試験の論文投稿および最終報告をおこなう。高齢者に対するペムブリロズマブ試験の症例集積及び解析を完了し、学会発表と論文投稿を進める。
研究概要(2019)
高齢者(75歳以上)再発・進行非小細胞肺がん患者に対するアファチニブの有効性と安全性を検討するために、薬物血中濃度を測定し、毒性と遺伝子多型を評価する。本臨床研究は、症例集積を完了し、2018年度中に血中濃度測定とアファチニブの薬物動態に関連する薬物動態関連遺伝子との相関を解析終了する。2019年度に米国がん学会(AACR)において結果報告を行い、原著論文を取りまとめる。75歳以上の高齢者非小細胞肺がん患者に対する免疫チェックポイント阻害剤のPK/PD解析と有効性・安全性の関連解析を行う。2018年に開催した第1回班会議の議論の結果、75歳以上のペムブロリズマブを使用する患者を対象とした試験計画となった。2018年度中に各施設の倫理審査委員会に提出し試験を開始するとともに、症例集積、検体集積を開始する。血中濃度測定系、バイオマーカーの解析方法、遺伝薬理学解析のバリデーションを進めながら、症例集積状況に合わせて中間解析を検討する。
研究概要(2018)
過去の研究概要
研究成果情報
成果の発表
2020
2019
2018
【成果報告書】
成果の概要
「高齢者(75歳以上)非小細胞肺がん患者に対する免疫チェックポイント阻害剤の有効性と安全性の検討」では、全国の9施設よりペムブロリズマブ療法を受ける75歳以上の高齢者非小細胞肺がん 100例を対象とし、PK解析及び免疫関連PGX解析を行った。令和元年6月25日に1例目の登録を開始し、令和2年9月18日をもって100例の登録を満了した。本研究開始後、高齢者に対するペムブロリズマブの有効性と安全性に関する情報は、治験に組み入れられた患者集団において、若年者と同等の治療効果と、irAEの頻度が同等か低い事が報告されている。しかし、治験に参加可能である高齢者は"fit elderly"であり、実地診療でしばしば直面する、治療を行うか否かの判断に苦慮する高齢者集団とは異なる可能性が高い。加齢に伴う全身の臓器機能の低下、加齢と共に頻度の増加する代謝異常や悪液質により抗体製剤の体内動態が変化する可能性も報告されており、本研究によりリアルワールドでのペムブロリズマブ体内動態のデータが示される事が期待される。今後検体集積と治療効果や有害事象、予後のフォローアップを行い、高齢者におけるペムブロリズマブ療法のPK解析、irAEの頻度の解明、免疫関連PGX解析を実施することで、高齢者に対するペムブロリズマブ療法の妥当性の検証、PK解析に基づく適正使用の可能性を模索する。
更新日:
2022-05-11