AMED研究開発課題データベース 日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。

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研究課題情報

研究課題名
次世代バイオ医薬品の高度な生産技術に関する人材育成に資する教育プログラムの作成
課題管理番号
20ak0101094h0003
統合プロジェクト
医薬品プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
オールジャパンでの医薬品創出プロジェクト
事業名
創薬基盤推進研究事業
タグ(2020)
/研究の性格/その他
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/該当なし<対象とする疾患なし>
タグ(2019)
/研究の性格/研究基盤及び創薬基盤の整備研究<創薬技術・ICT基盤・プラットフォーム関係含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/該当なし<対象とする疾患なし>
タグ(2018)
/研究の性格/研究基盤及び創薬基盤の整備研究<創薬技術・ICT基盤・プラットフォーム関係含む>
/開発フェーズ/該当なし
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/該当なし<対象とする疾患なし>
代表研究機関
一般社団法人バイオロジクス研究・トレーニングセンター
研究代表者
(2020) 豊島聰 , 一般社団法人バイオロジクス研究・トレーニングセンター , 代表理事
(2019) 豊島聰 , 一般社団法人バイオロジクス研究・トレーニングセンター , 代表理事
(2018) 豊島聰 , 一般社団法人バイオロジクス研究・トレーニングセンター , 代表理事
研究期間
2018年度-2020年度
課題への総配分額

(単位:千円)

  • 26,000
  • 2020年度
    13,000
  • 2019年度
    6,500
  • 2018年度
    6,500
研究概要(2020)
今年度は、教育プログラムにおける座学用教材案として2019年度に作成した、GMP製造を含む遺伝子治療用ウイルスベクターの製造・遺伝子治療のトランスレーショナルリサーチをテーマとした資料について、パイロット講習のフィードバックを参考に研究者間で検証し、研究開発のトレンドにも配慮した実効性の高い教材に改善する。また、ウイルスベクターを利用した細胞治療、先天性疾患に対する遺伝子治療、ゲノム編集技術を利用した遺伝子治療といったテーマについても、国内外の動向も見据えながら教材案を作成し、検証のためのパイロット講習を行い、教材案の改善を行う。実習教材としては、昨年度に作成したP2実験室でラボワークとして行えるウイルスベクター作製の実習教材案を用いて研究者間で予備検討を実施し、その内容を検証し、実効性のある教材とする。さらに、GMP製造技術、品質試験・特性解析といった内容を組み込んだ実習教材案の作成も目指す。
研究概要(2019)
教育プログラムにおける座学用教材案として、遺伝子治療(総論)・in vivo遺伝子治療(AAVベクター)・ex vivo遺伝子治療(レトロウイルス、レンチウイルスベクター)・腫瘍溶解性ウイルス(アデノウイルス)・腫瘍溶解性ウイルス(ヘルペスウイルス)・遺伝子治療用ウイルスベクターの品質試験及び特性解析について作成した資料を、パイロット講習のフィードバックも参考にし、研究者間で検証、検討することにより、より実効性の高い教材に改善する。また、GMP製造を含む遺伝子治療用ウイルスベクターの製造・遺伝子治療のトランスレーショナルリサーチのテーマについても、国内外の動向も見据えながら教材案を作成し、検証のためのパイロット講習を行い、教材案の改善を行い、初学者でも一連の講習を受ければ、遺伝子治療用のウイルスベクター製造やその臨床試験を行うための知識を体系的に習得できる教材作成を目指す。実習教材としては、P2実験室でのウイルスベクター作製がラボワークとして行えるものを作成し検証する。
研究概要(2018)
プログラム全体のカリキュラム策定、及び遺伝子治療用ウイルスベクターのGMP製造技術の概要、品質試験・特性解析、腫瘍溶解性ウイルスベクター、実習に向けたP1,P2実験室でも扱えるウイルスベクター機材の調製に関する教材の作成、講習・検証、改善

研究成果情報

【成果報告書】

成果の概要
本研究開発課題では、「教育カリキュラムと教材の作成」「パイロット講習の実施による検証」「教育カリキュラムと教材の改善」を単元ごとに繰り返し実施することにより、教育プログラムを作成する。
本研究開発課題で作成する教育プログラム単元は以下の通りである。
単元【1】
1. 座学:遺伝子治療とウイルスベクターの概要
2. 座学:遺伝子治療用ウイルスベクターの製造、品質試験、特性解析の概要
3. 座学:腫瘍溶解性ウイルスベクターについて
4. 実習:実習に向けたP1、P2実験室でも扱えるウイルスベクターの準備
単元【2】
5. 座学:遺伝子治療用ウイルスベクターの製造
6. 座学:遺伝子治療のトランスレーショナルリサーチ
7. 座学:遺伝子治療の規制
8. 実習:P2実験室でのウイルスベクター作製①ラボワーク
単元【3】
9. 座学:ウイルスベクターを利用した細胞治療*1)
10. 座学:先天性疾患に対する遺伝子治療
11. 座学:ゲノム編集技術を利用した遺伝子治療
12. 実習:P2実験室でのウイルスベクター作製②GMP製造技術
13. 実習:P2実験室でのウイルスベクター作製③品質試験、特性解析
*1) キーワード:ex vivo, CAR-T, 造血幹細胞

単元【2】の座学教材については、令和元年度に作成した教材案を用いて令和2年8月にパイロット講習を行った。本年度はCovid-19感染拡大防止策としてオンラインによるWebinar形式とした。そこで得られた受講者からの意見を元に、各教材案を研究班にて検証し、必要な部分への改善を施した(別紙1参照)。また、単元【2】の実習教材については、遺伝子組み換えアデノウイルスを用いた実習プロトコル及び実技操作の動画を含む教材を作成し、内容を研究班にて検証した。

また、単元【3】については研究開発代表者、研究開発分担者、研究協力者の研究開発内容や、国内外の関連動向に関して収集した情報など、情報・意見交換し、教材をより即効性のある実践的なものとするよう協議しながら教材案を作成した。令和2年12月にオンラインによるパイロット講習(座学)を実施し、得られた受講者からの意見を元に、各教材案を研究班にて検証して必要な部分への改善を施した(別紙2参照)。一方、単元【3】の実習教材については、単元【2】で作成した実技操作の動画教材を活用するとともに、実習における講義パートの教材を作成し(別紙3参照)、内容を研究班にて検証した。

さらに、前年度までに作成した単元【1】の各教材についても、関連研究の進歩も踏まえ、更に検証・改善を行った。

本年度にて、研究開発期間全体で予定していた教材を全て作成することができた(別紙4参照)。今後はBCRETにて「遺伝子治療薬用ウイルスベクターの製造と開発」と題したシリーズとして本研究課題にて開発した教育プログラムを活用していく予定である。

・別紙1:R2年8月受講者アンケートまとめ
・別紙2:R2年12月受講者アンケートまとめ
・別紙3:単元3実習教材(講義パート) 一部抜粋
・別紙4:教材リスト
学会誌・雑誌等における論文一覧
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  • 1
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1.Yuki Y, Nojima M, Hosono O, Tanaka H, Kimura Y, Satoh T, Imoto S, Uematsu S, Kurokawa S, Kashima K, Mejima M, Nakahashi-Ouchida R, Uchida Y, Marui T, Yoshikawa N, Nagamura F, Fujihashi K, Kiyono H. Assessment of Oral MucoRice-CTB vaccine for the safety and microbiota-dependent immunogenicity in humans: A Randomized Trial. The Lancet Microbe. in press.

2.Taniguchi H, Natori, Y, Miyagi Y, Hayashi K, Nagamura F, Kataoka K, Imai K. Treatment of primary and metastatic breast and pancreatic tumors upon intravenous delivery of a PRDM14-specific chimeric siRNA/nanocarrier complex. Int J Cancer. In press.

3.神里彩子、長村文孝、洪賢秀、長村登紀子 再生医療等製品への周産期付属物の利用と胞衣条例 再生医療 19(4):46-54, 2020

4.Kaoru Mitsui, Tomoyuki Takahashi, Kanako Ide, Eriko Matsuda, Ken-ichiro Kosai. Optimization of Adenoviral Gene Transfer in Human Pluripotent Stem Cells. Biochem Biophys Res Commun. 2021,541:78-83. doi:10.1016/j.bbrc.2021.01.009

5.Eriko Matsuda, Yuki Obama, Ken-ichiro Kosai. Safe and low-dose but therapeutically effective adenovirus-mediated hepatocyte growth factor gene therapy for type 1 diabetes in mice. Life Sci. 2021,268:119014. doi:10.1016/j.lfs.2020.119014

学会・シンポジウム等における口頭・ポスター
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1.長村登紀子、加藤せい子、磯部優理、名島悠峰、土岐典子、山本久史、内田直之、高橋敦子、長村文孝、大橋一輝、東條有伸 治療抵抗性急性GVHDに対する臍帯由来間葉系細胞療法の第1臨床試験 日本造血細胞移植学会総会 2021年3月6日 東京  口演

不明 / 口頭

2.長村登紀子、長村文孝、神里彩子、山口暁、杉田匡聡 周産期付属物由来細胞の安定供給モデルの構築に向けて 日本再生医療学会総会 2021年3月11日 Web 口演

不明 / 口頭

3.Cancer Gene Therapy In Particular Oncolytic Virus Immunotherapy. Ken-ichiro Kosai. 4th International Conference on Translational Medicine and Health Sciences(ICTMHS2020), 2020/11/13-14 ,国際(オンライン開催),特別講演

不明 / 口頭

4.難治性疾患に対する増殖因子HGFとHB-EGFの生体内作用の解明と治療薬への研究、松田恵理子、小戝健一郎、日本解剖学会第76回九州支部学術集会、2020/10/24、国内(オンライン開催・鹿児島)、口頭

国内 / 口頭

5.次世代の腫瘍溶解性ウイルスの開発と癌と再生医学への治療応用、西川路侑耶、伊地知暢広、三井薫、小戝健一郎、日本解剖学会第76回九州支部学術集会、2020/10/24、国内(オンライン開催・鹿児島)、口頭

国内 / 口頭

6.Survivin-responsive Conditionally Replicating Adenovirus for Patients with Advanced Sarcoma Demonstrated Potent and Long-term Efficacy and High Safety in Phase 1 Clinical Trial. Satoshi Nagano, Toshitaka Futagawa, Eriko Sumi, Nobuhiro Ijichi, Munekazu Yamakuchi, Masanori Nakajo, Teruto Hashiguchi, Yasuo Takeda, Takashi Yoshiura, Akira Shimizu, Muneo Takatani, Setsuro Komiya, Ken-ichiro Kosai. ASCO Annual Meeting. 2020/5/29-6/2,国際(オンライン開催・Chicago, USA.)

不明 / 



更新日:2022-05-12

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