AMED研究開発課題データベース 日本医療研究開発機構(AMED)の助成により行われた研究開発の課題や研究者を収録したデータベースです。

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研究課題情報

研究課題名
乳房再建におけるアウトカム指標の確立と科学的根拠に基づいた患者意思決定支援
課題管理番号
21ck0106325h0005
統合プロジェクト
ゲノム・データ基盤プロジェクト
9つの連携分野プロジェクト
ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト
事業名
革新的がん医療実用化研究事業
タグ(2021)
/研究の性格/調査等の解析による実態把握を目指す研究<フィールドワーク、サーベイランス、モニタリングを含む>
/開発フェーズ/観察研究等
/対象疾患/新生物
タグ(2020)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/新生物
タグ(2019)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/新生物
タグ(2018)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/新生物
タグ(2017)
/研究の性格/医療技術・標準治療法の確立等につながる研究<診療の質を高めるためのエビデンス構築<診療ガイドライン作成等>を含む>
/開発フェーズ/臨床試験
/承認上の分類/薬機法分類非該当
/対象疾患/新生物
代表研究機関
国立大学法人岡山大学
研究代表者
(2021) 木股敬裕 , 国立大学法人岡山大学 , 学術研究院医歯薬学域 形成再建外科学講座 教授
(2020) 木股敬裕 , 国立大学法人岡山大学 , 大学院医歯薬学総合研究科 形成再建外科学講座 教授
(2019) 木股敬裕 , 国立大学法人岡山大学 , 大学院医歯薬学総合研究科 形成再建外科学講座 教授
(2018) 木股敬裕 , 国立大学法人岡山大学 , 大学院医歯薬学総合研究科形成再建外科学講座教授
(2017) 木股敬裕 , 国立大学法人岡山大学 , 大学院医歯薬学総合研究科 形成再建外科学講座 教授
研究期間
2017年度-2021年度
課題への総配分額

(単位:千円)

  • 47,103
  • 2021年度
    7,150
  • 2020年度
    7,150
  • 2019年度
    9,029
  • 2018年度
    9,099
  • 2017年度
    14,675
研究概要(2021)
本研究は乳房再建患者の術後の満足度・HRQOLを評価するための多施設前向きコホート研究SAQLA studyを実施するものである。全施設で406症例の登録を得ており、今年度は二期再建手術の実施と術後経過観察を行う。また術後12ヶ月までのアウトカムにつき解析を行い報告する。研究代表者は各施設・各分担者の研究進捗状況を把握し、研究の円滑な推進のために必要な対策を講じる。研究会議を開催して研究全体の進捗や問題点と解決策について話し合い、研究参加者間の情報共有を図る。本研究から得られた結果を学会発表や論文を通じて公表し、効果的に社会に還元するための方策を検討する。
研究概要(2020)
本研究は乳房再建患者の術後の満足度・HRQOLを評価するための多施設前向きコホート研究SAQLA studyを実施するものである。昨年度までに全施設で406症例の登録を得て、乳がん手術が完了している。今年度は二期再建手術の実施と術後12ヶ月までの経過観察を行う。研究代表者は各施設・各分担者の研究進捗状況を把握し、研究の円滑な推進のために必要な対策を講じる。研究会議を開催して研究全体の進捗や問題点と解決策について話し合い、研究参加者間の情報共有を図る。本研究から得られた結果を学会発表や論文を通じて公表し、効果的に社会に還元するための方策を検討する。
研究概要(2019)
本研究では乳房再建患者の術後の満足度・HRQOLを評価するための多施設前向きコホート研究SAQLA studyを実施するものであり、本年度は全施設で目標登録数404症例に達するまで症例登録を継続し、乳房再建手術の実施、術後1年目までの経過観察を行う。研究代表者は各施設・各分担者の研究進捗状況を把握し、研究の円滑な推進のために必要な修正と対策を講じる。研究会議を開催して研究全体の進捗や問題点と解決策について話し合い、研究参加者間の情報共有を図る。本研究から得られた結果を学会発表や論文を通じて公表し、効果的に社会に還元するための方策を検討する。
研究概要(2018)
事務局を運営し、研究全体の進捗を管理する。多施設前向きコホート研究を開始し、患者の登録、手術の実施、EDCシステムを用いたデータ収集を実施する。研究会議を開催し、進捗状況や研究遂行上の問題点と解決策について情報を共有する。
研究概要(2017)
乳房再建術におけるアウトカム指標として、日本語版BREAST-Qの洗練と日本人に合うHRQOL評価の方法確立を行う。多施設前向きコホート研究を計画し実施する。

研究成果情報

【成果報告書】

成果の概要
本研究開発課題では、一次乳房再建術後の満足度, HRQOLを調査する多施設前向きコホート研究(SAQLA study) を実施した。乳癌手術を起点として、ベースライン、術後1・3・6・12ヶ月時点でのPatient-reported outcome(PRO)の推移を調査するものである。
平成30年4月より症例登録を開始し、令和元年7月に目標登録数を達成し登録終了となった。乳癌手術は令和元年9月までに終了し、以降二期再建症例の入れ替え手術を継続し令和4年3月末時点で残り3症例となっている。登録終了直前に発生したアラガンショック(本邦の保険診療下の人工乳房手術で主に使用されていたアラガン社のバイオセルシリーズの製品が、ブレストインプラント関連未分化台細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)のリスクのため自主回収となった)の影響により、観察中止やインプラント入れ替え延期となる症例があった。また、コロナ禍の影響で二期手術延期や経過観察が遅滞する症例もあった。術後12ヶ月間のPRO調査は令和2年9月に完了し、データ固定、データクリーニングを経て、データ解析を開始した。
令和3年度は、術後12ヶ月間のPROの推移について解析を進めるとともに、術後36ヶ月目までのPRO調査や医療者評価項目のデータ収集を継続した。データセンター・事務局間のミーティング(2回/月)、全体会議(令和4年1月)、全施設への月例報告、データモニタリングレポート作成(2回/年)を通じて情報共有と研究の推進を行なった。また12ヶ月時点までの解析結果について日本形成外科学会総会、日本乳癌学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本マイクロサージャリー学会等で報告を行なった。画像データより乳頭位置変化およびBREAST-Qスコアとの関連についての解析を実施した。
学会誌・雑誌等における論文一覧
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1.雑賀美帆、中桐僚子、向井裕子. BREAST-Qを用いた乳房再建のアウトカム. PEPPERS.2022,183,56-62

学会・シンポジウム等における口頭・ポスター
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  • 1
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1.AMED乳房再建の術後満足度とQOLを評価する多施設共同研究・SAQLA study ~術後12ヶ月のアウトカム~. 雑賀美帆, 細谷優子, 宇都宮裕己, 倉元有木子, 冨田興一, 相原有希子, 武藤真由, 佐武利彦, 彦坂信, 宮路天平, 川口崇, 山口拓洋, 渡部聡子, 木股敬裕. ホテル椿山荘東京. 2021/4/14, 国内, eポスター

国内 / ポスター

2.乳房再建術後の満足度とQOLを調査する多施設前向きコホート研究SAQLA study術後12ヶ月のアウトカム. 雑賀美帆, 細谷優子, 黒木知明, 倉元有木子, 冨田興一, 相原有希, 武藤真由, 小野寺文, 佐武利彦, 田港見布江,関堂充, 角田祐衣, 櫻庭実, 宮路天平, 川口崇, 山口拓洋, 渡部聡子, 木股敬裕. パシフィコ横浜ノース, 2021/7/1, 国内, 口演

国内 / 口頭

3.乳房再建術後12ヶ月間の‘Life’についての情報提供. 雑賀美帆, 細谷優子, 黒木知明, 倉元有木子, 田港見布江, 相原有希, 角田祐衣, 小野寺文, 佐武利彦, 冨田興一,関堂充, 武藤真由, 櫻庭実, 宮路天平, 川口崇, 山口拓洋, 渡部聡子, 木股敬裕. 都市センターホテル, 2021/9/17, 国内, 口演

国内 / 口頭

4.乳房再建の術式と術後の満足度・QOL. 雑賀美帆, 中桐僚子, 内田達也, 向井裕子, 北口陽平, 木股敬裕. つくば国際会議場. 2021/12/4, 国内, 口演

国内 / 口頭



更新日:2023-04-17

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